ミスタートンの思い込み

ミスタートンが、日々の思ったことをぼやきます。愛車については語ります。

これが噂の オレオレ

昨日のこと

夜の7時ごろに電話がかかってきた。家の電話が鳴るなんて珍しい。

どうせ、自動音声ガイダンスのアンケートかなんかだと思って出てみたら、何かぶつぶつ言っている。

ようやく聞こえたのが

「お父さん。あー良かった。」

「ユウジやけど」

ユウジとは私の名前である。

すぐに閃く!

あ!!!

これってオレオレ詐欺じゃん。

怖さよりわくわく感がはるかに勝る。

なぜなら時々家の電話に出るときにわざと年寄りの声を出してかかってきても良いように待っていたので。

ユウジさんは続ける

「お父さんごめんな」

「風邪ひいて声も変やろ」

ユウジは返す

「そういえば変な声やな」

「大丈夫か」

ユウジさんは続ける

「大丈夫。ありがとう」

電話の向こうの声は40歳ぐらいかな。あまり若そうではない。

それなのに  えとなー あんなー などと甘えた中学生ぐらいの話し方だ。

私の名前と電話番号は調べてかけてきたのだろうけど、父はもう15年以上前に死んでいる。生きていたら、88歳。

私も年齢は52歳。そんなしゃべり方はせんし。私も最初はとぼけた声を出したけどしだいに普通にしゃべりました。88歳の爺さんがハキハキしゃべるなぁとか思わなかったんだろうか。

さてどんな方法でお金を取ろうとするのかなと本題を切り出すのを待つ。

すると電話向こうのユウジさんは

「あんなー、携帯を落としてもうてん」

「そんでなー

といい終わるかどうかの時に

「ああ、携帯な」

「近所の人が持ってきてくれたわ。」

「家にあるから取りに来い」

「待ってるぞ」

と言って切りました。

その後連絡はないですし、家にももちろん来ませんでした。

もうちょっと遊んでもよかったけど、やっぱり犯罪集団だから怖いし。でももうちょっと面白くできんかったかなと後悔しています。払う振りして警察を呼んでもよかったんだけど逆恨みされるのも怖いし。

いやぁ。人生初体験です。