私のカップコレクションも熟成し、私自身でもそろそろ終わらせようと思っております。終のコレクションとしてはあと4客を考えています。
先の記事で宮廷文化の話をしましたが、ヨーロッパ磁器の最高峰は、セーヴル、ニンフェンブルク、kpmベルリン、マイセンです。
宮廷文化を色濃く残し、狂気の手間暇をかけて一客100万円を超えるものを作り出しています。まともには買えませんが、それらをやはり一つは欲しいですね。コレクターの到達点と言えましょう。
でも、またやはり知らないところもあります。ヤフオクパトロールをすると欲しくなるものもたくさんかあります。
ヨーロッパの宮廷文化が大きく崩壊した第一次世界大戦。その時の勝者であるイギリスは、当時敗戦国になったプロイセンやハプスブルク家に代わり高級食器を出しました。しかし、産業として産み出された高級食器は生き残ることはできず、淘汰されました。
その頃のイギリスの高級食器は、それなりの手間をかけて作られた高級品なのですが、現在なくなっているところもあり、かなり安く売られています。その辺を実は狙っております。
ロイヤルクラウンダービー、コールポート、スクード、ミントンあたりですね。
中でもロイヤルクラウンダービーとコールポートが私は気に入りました。ロイヤルクラウンダービーはこちら

デミタスカップです。ロココ調の格調高いデザインです。
コールポートはこれからゆっくり探します。
次がこれ。

コリングウッドというメーカーです。今はもう無いですね。こちらは90年くらい前のものです。伊万里焼きのデザインの影響を受けています。
分かりにくいですが、青い部分はイギリスのカップの高級品に施されているパウダー模様です。それが目立たないくらい、金色赤色水色が浮かび上がっています。赤や水色は表面から盛り上がっています。エナメル装飾といい、かなり手間がかかるそうです。
とまあ、昔のイギリスもなかなかいい仕事をしています。
それでもドイツはすごい。

これはドイツのローゼンタールというメーカーが作ったものです。100年くらい前のデミタスカップです。第一次世界大戦敗戦後ですね。そんな時にこんなものを作れるんです。
カップは普通のデミタスカップより一回り小さいです。かなり薄いので軽いのは軽いですが、金彩モリモリですので、軽いけど重いという複雑な感覚です。

光沢のある美しいコバルト。金彩はエッチング加工され模様が浮いています。とても精密です。

中ももちろん金ピカ!100年前のものですよ。とても大切に扱われてきたんでしょうね。
実は全く同じ物が以前オークションに出ていました。その時金ピカのものが欲しいと思っていたので、入札しました。
ローゼンタールは質のよいものを作るのは知っていたので、少し高くてもと思っていましたが85,000円までいきました。私も8万円まで出しましたが・・・。
そしてつい最近同じ物がヤフオクに出品されたのです。
今回のものはカップの底の方に少し傷がありました。それでも5〜6万円くらいにはなると思っていました。買う気はなかったので、とりあえず絶対これでは落札できないだろうという金額で入札しました。すると、そのまま買えたのです。買えてしまったのです。価格は33,500円。
興味のない人からしたらとても高いと思われるでしょう。私も買う気はなかったので、思わぬ痛手でした。しかし実際の品物はとても美しかったです。デミタスは小さい分良いところが凝縮されるんですね。だから、展示するにはデミタスの方が絶対いいです。とても良いきれいですしかわいいです。
金ピカのデミタスカップは私はもう一つ持っています。

これですね。実はこれ、85,000円で競り負けたのでその代わりに買ったんです。
今回同じ物を33,500円で買えました。二つ足しても85,000円より少し安いんです。
面白いですよね。
使わずに飾るだけならデミタスカップの方が素晴らしいですよ!


































