きなこのことを書ききる
仕事が終わりなんとなく早く家に戻らないと思いましたが、帰っても居る訳ないんですよね。仕事中も感傷的でダメダメでした。
もちろん今パソコンに向かっていても後ろのベッドが気になっています。
でも昨日の記事で自身を奮い立たせる意味で記事を書きました。
でもあれで余計に感情的になっています。
まだ、書いていないエピソードがあります。これを書いて最後にしよう。
きなこは、生まれてもまなく近所の人に連れられて「お願いします。めんどうみたってもらえませんか?」と母のもとへ来ました。母は近所でも猫好きとして有名でしたから。
それを世話をしているときまだ小さいからと言って母は先住猫と馴染ませませんでした。
それは、ある程度大きくなってからもでした。なんかのきっかけで先住猫と対面したときに白いホーミーという猫がそりゃ狂ったように怒ったんです。
普段はとてもおとなしいホーミーがきなこに対してだけは本当に怖かった。殺されると思いました。きっと猫として許せん何かがあったのでしょう。それが何かを知る由はありませんが。
それ以来、先住猫たちときなこは合わせなくなり、先住猫は猫専用の部屋から出られる機会が大きく減りました。
その後も何度か先住猫といやホーミーと対面してしまい追いかけまわされたことがありました。上の写真でもわかるように左の耳が少し切れています。ホーミーにやられた傷です。
きなこの寿命は約14年と8か月。我が家の猫の中では早死にです。
前半から中盤までは母とも一緒に生活しました。そのころは母の布団で寝て母に対していつも「シャー」と言っていました。
母が施設に入ってからは、私と部屋から出られない先住猫の影とくらす。
そして先住猫も死んでしまい最後の一年は私と二人。
ストレスが大きかったのかな。仕事と柔道で家にいる時間は案外少ないし、休みはほとんど出稽古。正直あまりかまってやれんかった。
勝手なもんで生きている間は気にしなかったけど。ほんとうにごめん。
この猫はいろいろなルーティンがありました。
ご飯を食べるときは端から食べていきます。結構きれいに食べて餌がないところとまったく口を付けていないところが分かれていました。
機嫌よく玄関まで迎えに来てくれた時は、先に中に入って絨毯の上でゴロンと寝ころびます。足でおなかを数回擦ると満足して去っていきました。もちろん手でもいいんですよ。
猫独特の顔をこすりつけることをよくしましたが、掌の中に顔をうずめるのが好きでした。顔をわしづかみにしても喜んでいました。そのときによく親指と人差し指の間を噛まれましたが。
それを続けると興奮して嚙み始めます。私の手もよく血が出ました。後足キックは少なかったですが、前足で器用に挟んできました。それで噛んできます。当然前足の爪も痛いです。
爪と噛みつきに堪え、きなこが逃げるまで顔をわしづかみにしてやります。それが、たまにあるスキンシップでした。
靴下を履いている足に攻撃をすることもありました。その時は猫キックもでます。ちゃんと考えてやってくれていたんですね。靴下を履いてないときはしませんでした。
朝起きるとき機嫌よくベッドまで迎えに来てくれた時は、必ず階段の前で立ち止まりました。足で擦ると機嫌よく先にタントンと階段を下りていきました。
トイレ癖は悪くあっちこっちでおしっこをしました。カバンの上、靴の上、危険なのは段ボールで上も中も関係ない。食卓テーブルの上もされました。うんこをしていることもありましたね。トイレ環境が悪かったり、ストレスがあったんでしょうね。
ベッドの上ではしませんでした。でも死ぬ直前はベッドでしたので「ただ事ではない」と思いました。
猫あるあるのティッシュのいたずらはしなかったですね。脱走も全くしない。猫のおもちゃも興味を示しませんでしたが、ホーミーと同じ白い猫のぬいぐるみをやたら大事にしていて終生それをそばに置いていました。
あそうそう。ネズミ捕りやゴキブリ退治は出来ませんでした。ネズミとの対峙はありませんでしたが、ゴキブリは何度か発見しました。
近くまで行って情けない声で「ニャー」みたいな声を出していますが、猫パンチを出すわけでもなく噛んだりもしませんでした。
優しい猫やったんかな??
吐き戻しはどうしようもない。餌を替えてもダメでした。おしっこの粗相は私が原因。
だとすれば、他の猫との相性は問題がありましたが、手間のかからない実によい猫ちゃんでした。
もう書ききったよ。これで最後にするね。
今日火葬を依頼したひらかた動物霊園さんから火葬と埋葬がすんだと案内がありました。
場所はちょっと遠いですが、我が家のお墓があるところからは割と近いところ。ドライブしながら行くには良いかも。ほかの猫ちゃん達には悪いけどバイクの近場ツーリングにもってこいです。近くに大阪府民の森くろんど池もあるので。
近いうちに行きたいと思います。
さあ、今から走りにいくぜ!
追伸 雨で引き返す