ミスタートンの思い込み

ミスタートンが、日々の思ったことをぼやきます。愛車については語ります。

ジョックロック

ジョックロック!

これだけで何かわかる人はなかなかのマニアです。

夏の甲子園は終わりました。最近大阪桐蔭を筆頭に大阪勢は本当に強いです。大阪の学校の選手は全員「他の学校へ行ったらクリーンアップを打てる。」、それぐらい体格や技術が優れた選手が多いと思います。ものすごく選手層が厚いんでしょうね。

今年の奥川君、去年の吉田君とフィーバーを巻き起こした好投手も大阪の全員高校生離れした打力に負けてしまいました。

大阪が勝つのはうれしい事ですがそれはそれでなんか面白くない。一生懸命している者に対し「面白さ」で評価するのは申し訳ないです。それは承知しております。

年も50を超え高校野球には本当は興味はないのですが、職場でも高校野球はよく流れているのでついつい見てしまいます。

で、私が大阪の学校以外で一つだけ応援している学校があります。それは、智辯和歌山高校です。

試合のスコアが8-7や9-6や12-8だとかいつもやたら打ち合いで、締まりのないと言ったら失礼ですが乱打戦を勝ち上がっているイメージがあります。

でも、そんなスタイルが好きで気にしていました。また、今は勇退されましたが名将高島監督の(テレビで見たら好好爺みたいに見えていましたが、めっちゃ怖い人でしたね。)コメントも面白かったですし。

和歌山に行ってから知ったのですが、智辯は小学校からあってめちゃくちゃ頭がいいんです。中学でもクラブ活動なんかほとんどなくずっと勉強です。和歌山時代の教え子は、登録も学校でしてくれなかったので全中予選は出れませんでした。

私の大学の後輩に智辯和歌山の子がいたのですが、茶色帯でした。高校ではしてなかったのでしょう。よく考えたら高校で寮生活してたんや。勉強のために。

そんな智辯も野球部だけは別。スポーツクラスはあるようですが、それは野球部だけのために存在しているようです。割り切ってるなぁ。

野球部が甲子園に出るということは学校行事の一つのようになっているようで、夏季講習などで忙しいはずの勉強で智辯に行っている子らも応援に熱を入れるようです。

そんな智辯の応援時に流れる曲の一つに「ジョックロック」という曲があります。これがかなり有名になっています。

なぜかと言いますと、決定的なチャンスにこの曲を流します。すると大量得点が入ったり、逆転をしたりして試合の流れを大きく変える出来事が何度もあったからです。

どんな曲かは、一度聞いてみてください。

また智辯の応援団は、ジョックロックがかかりピンチに陥った相手チームがタイムをかけるとボリュームを落とすなどの配慮をします。

私立の学校ですからこの甲子園の応援でも全校上げて応援したり相手の配慮を行うなど人間教育を行っているのですね。

今年の夏延長戦までもつれた智辯和歌山対星稜戦で、足が痙攣を起こした相手投手の奥川君に智辯の選手が薬を渡したというエピソードなんかもありましたね。

気持ちいいぐらいバットを振ってくる智辯和歌山の野球が面白くて好きです。

で、最近練習中に音楽を流すところもちょこちょこ見られます。

全中の時に錦と琥次郎に「練習中に音楽かけよか?」「流す曲は決まってんねん。これや」と言ってジョックロックをかけたら、どうだかなぁみたいな顔をされてしまいました(笑)