ミスタートンの思い込み

ミスタートンが、日々の思ったことをぼやきます。愛車については語ります。

2018 全中大阪予選

昨日行われました全国中学校柔道大会大阪予選。まずは結果。

男子

-50㎏ 陽達 2回戦負け

-55㎏ 錦 3位!

-73㎏ 秀吉 2位!

   友海 初戦敗退

-90㎏ 琥次郎 2回戦負け

   裕間 初戦敗退

90超 誠 2回戦負け

女子

-40㎏ 好花 2回戦負け

   優良 初戦敗退

-57㎏ 百佳 初戦敗退

 

女子から

百佳は、やはり自分の気持ちが前に出てしまい柔道ができていない。自分の力を出せないレベルではなく、小さな子供が泣きじゃくって状況を考えない行動をする、そんな感じです。これを何とかしないとどうにもならない。精神面のコントロールができるようにならないと。

優良は、柔道の形ができるようになってきた。ここまでになれば相手の力量をもっと感じられるようになるし、自分がチャンスなのかピンチなのかそういったこともわかってくるだろう。ようやくまともな柔道ができるようになってきた。頑張れ35キロ。

好花は、優勝した選手に負けた。先日の練習会で今回2位の女の子にパワーで圧倒され何もできなかった。これで私は「まだ上位に行くのは無理だ」と判断しました。でも優勝者との対戦では対等に戦えていた。これなら優勝は練習会で好花を圧倒した子だろうと思っていましたが、違った。なんだ、戦えたのか・・・・来年は!

男子

陽達は、初戦で宝塚の練習会でぼこぼこに投げられた相手。本人もあきらめていたが、GSの末指導差1で勝利。これには本人もとても喜んでいました。試合は怖い。

友海は、同学年の相手。小学生時代は相手の方がずいぶんと強く、また中学は名門私立中に進み毎日練習をしている。どう考えても勝てない。しかし、合同練習で稽古をしたときは友海も時々相手を投げ壮絶な投げ合いをしていた。チャンスはある。先手を取ったのは友海。左相四つのがっぷりの体勢から払い腰で技ありを取る。その後も攻めるが相手に送えり深いところを持たれ、危ない姿勢。そこで相手の釣り手を下げることができず大内刈りで逆転一本まけ。悔しかっただろうが手ごたえは感じたはず。同地区に同じ1年生ながら3位入賞した超強力な選手がいる。この相手を念頭にいれ頑張ってほしい。

裕間は、シード3年生が相手。体のつくりが違う。身長差は10センチ以上。無駄肉の多い余裕ある身体とリミット一杯まで引き締めた体。1年生と3年生。適うはずがない。私の指示は少しでも自信をつけさせるため長く戦うこと。瞬殺は防いだ。無謀な技を入って返されるのも防いだ。1分は戦った。が、一本負け。仕方ない。

誠は、一回戦は豪快に勝つ。2回戦は第2シードの2年生。兄は全中チャンピオンの優秀な遺伝子を持っている。普通にやって勝てるわけがない。ここでも指示は長く戦うこと。体重の有利性を説き、慎重かつ行動的な組手を指示し、無謀な技に入ることを戒めた。結果、2分近く戦うことができた。そう簡単に負けないことが分かってもらえればそれでいい。

錦は、いつも通り強くない勝ち方でした。しかし豪快に内股で一本勝ちする場面も見せ、私も驚きました。運命の準々決勝、相手は小学校からずっと勝てていない相手。同級生で同地区だから今後もずっと対戦する。残念ながら私はほとんどみれなかったのですが、相手が優位に試合を進めていく中でなんだか知らない技が決まり技ありを取り勝利。宿敵を破っての3位入賞。準決勝は、優勝者相手に完敗でしたが。この夏まで秀吉と同じくらいに頑張っていました。どこの稽古に行っても存在感が薄く強いなと感じることもありませんでしたが、驚異的な粘りが錦の真骨頂(練習ではかなり投げられていますが)、相手が負けた気にならない勝ち方をする(笑)。結果を残せて本当によかった。これで来年1番が見えてきた。

琥次郎は、不戦勝のあと裕間が負けた相手と対戦。体の使い方を知っている分裕間よりはしっかりと戦えている。が、それだけ。しっかりと組んで立っているだけで、チャンスらしいチャンスはなかった。自分からチャンスを作ることができない。もう頑張るだけではダメなんだよ。考えて柔道をしてほしい。

最後が秀吉。初戦から強敵と対戦。なぜシード選手に入っていなかったのか?地区選考会に出られなかったのかな?怖い技はみられなかったが、とにかく組手が執拗で力が強い。無理に技を入って体が回らずすかされる形に何度もなった。秀吉が投げることができるかだけの勝負だったが、技に入るとプレッシャーで潰される。終盤何とか技ありをとる。2回戦は、友海に勝った相手。本来なら簡単に勝てる相手(失礼)でしたが、これも無理に入った内股が、相手の足にかからず自分で一回転した形になった。「やばい!一本負けかも」と思いましたが、協議の末何もなし。これも冷や汗が出ました。次は、いつも接戦になる同地区の相手。今回は相手も研究してきたのか、より力強くより積極的だ。一回戦の相手同様組手が厳しい。ここでも焦り気味に技を入り内股を返される。私は大丈夫と思ったが、技ありを宣告される。しかしこれは取り消し。その後も一進一退の攻防が続き、GSへ。相手には失礼なことを言ってしまいますが、ここら辺から一発ある秀吉と抑えようとする相手との差が出る。精神的に攻める気と守る気持ちが如実に出てあきらめの気持ちが出ていた。そして最後は技があるものが勝つ。しかし、今日は苦しい試合ばかりだ。そして準決勝。相手は強敵、技のキレる森岡君。相手は本当に強いが、まだ秀吉にとってやりやすい部分はあった。ここまでは勝たなくてはいけない試合、ここからは勝ちたい試合。プレッシャーが違うはず。また相手は技が切れるので攻めてくる、組めるチャンスも多いだろうし投げるチャンスもあるはず。試合はほぼ互角。中盤から秀吉の弱気が出始め守ることが増える。ここで決定的な指導。勝負あっただ。ここからはがむしゃらに攻めなくてはいけない。投げられても指導1でも負けは負け。しかしながらやはり’あるものは強い’大内刈りが決まり奇跡の逆転勝利。秀吉は攻めてなんぼなのだ。

いよいよ決勝。相手は新鋭の市谷君を下した上田君。予想通りだ。2年生ながら小学校時代はその学年の大阪チャンピオン。勝ち方・柔道を知っており身に染みている。秀吉はここまで苦戦続きでしたが、利点もあった。まずは組手の厳しい相手と対戦したこと。特に一回戦の相手は、上田君と同じ学校。いつも練習しておりその強さも知っている。いかに上田君でもそう簡単に投げることはできないだろう。その近いタイプの相手とできたことは大きいし、その相手に勝っていることは上田君にも多少のプレッシャーを与えたはず。「簡単にはいかないぞ」と。もっとも決勝でプレッシャーがないものはいないけれど。2次選考で上田君・森岡君に負けて以来、対策もねってきた。あとは、3分間攻め続ける柔道を貫き通すだけ。

試合が始まり、秀吉が奥襟をたたく。最初の攻防、相手はその組手を嫌がっている。二度目の攻防いいところが持てた動きの中相手が崩れそこに内股!かかっている。

いけー! しかしそのまま頭から突っ込んでしまう。

反則負け。

チャンスはあった。十分に投げることができそうなチャンスだった。

最近、どうも足ではね上げようとしすぎて頭が下がり練習でも頭か突っ込むことが増えていた。それが最後に出てしまった。練習してきたことしか出ない。ということだ。

一番重要なことは命だ。無事でよかった。そして二度とこんなことが起きないように徹底しなくてはいけない。絶対に起きないように。

秀吉は、攻めてなんぼだ。攻撃柔道を磨かせたい。気持ちの弱さ・精神の不安定性・臆病・・・。とにかく簡単に守りそこからなかなかペースを取り戻せない。自信もって落ち着くところは落ち着いて試合をしてほしい。

全国は逃したが、近畿大会には出場できる。ここで花を咲かせたい。

 

でも

俺はどうしよう。