ミスタートンの思い込み

ミスタートンが、日々の思ったことをぼやきます。愛車については語ります。

感情を乗せると・・・

中予選に向け出稽古もヒートアップしてまいりました。

その前に今週末に行われました大阪インターハイ予選男子について。一年生はまだ通用せず1・2回戦で姿を消す。

2年生は、和真が肩のけがで出場せず。凛太郎も残念な結果でしたが、悦王と裕都はベスト8まで駒を進めました。来年に期待です。

3年の奨弥は、春の勢いをそのまま持ち越し100キロ以下級で優勝しました。奨弥は100キロ以下級では大きくないですが、それをいかし背負い投げに威力があります。中学時代は全中出場をするには3人ほどと横一線で、チャンスはあると思っていましたが出場はなりませんでした。今回ようやく先に出場を決めている剛とアベック出場となりました。全国の舞台での活躍を期待しています。今度は堂々と戦ってきてください。竜也は・・・。

さて、中学に話を戻します。

昨日は、滋賀県のM中学にお邪魔しました。少し遅めの10時から開始の2部練。久しぶりの2部練、長かった。生徒は当然ですが、保護者も私も疲れました。

秀吉の腕がつったことと百佳と誠がいつものように鼻血を出した以外は特に大きなけがはありませんでした。秀吉のこむら返りは今年も健在です。

M中学。言わずと知れた名門校で今年も男女とも強いです。今日は麗も特別参加しましたが、うちの女子では歯が立つわけがない。ムードメーカーの好花を欠いたので心配されましたが、案の定優良と百佳では超弱気だ。まあそれでも本立ちもこなし最後までリタイアしませんでした。

M中学さんやこの日に来ていた大阪のS塾さんも礼儀正しかった。当然、よく練習もしていました。さすがです。

今年の一年生は、自分のもてる柔道の技量を相手にぶつけ豪快に勝ってやろうという思いを持っている者はなく、負けないように投げられないようにしているところしか見られない。さらにそういった行動にプラスして怖い・いやだという気持ちを全面に出して練習をしている者もいる。

技をかけられたら手を放し、ちょっと動かされたら頭を下げ、道着を持てたことに安心してただその腕にひたすら力を込め、返されないように体を捨てた技をかけ、少しでも耐えられるとすぐに戻り、相手の技に対してはただただ両足を広げて踏ん張ってじっと防御に徹し、寝技では相手よりも早く頭を下げて防御をして固く守り、後ろに返されようが横に回転させられようが首を絞められようが手を伸ばしじっと身体を硬直させているだけ。

ひどいものになると持たれただけで手を放し顔を横に向け座り込み「いやです。やめてください」って言っているかのような動作をする。程度の差はあれどほとんどがそうだ。投げられる途中で大して痛くもないのに「痛!」と声を出す。ごまかしの動作だがとても見苦しい。

このような感情を乗せた動作をして相手勝てるはずがない。緊張からくる身体の動きが悪くなるのを防ぐためルーチンを作っていますが、そんなもので克服できるのだろうか。自分の今までの努力・意地・プライドそこからくる勝ちたい思いその気持ちを持ちつつもそこからくる緊張感や動きが硬くなるなどの負の作用を消すため平常心で戦わなくてはいけないのに、あれだけマイナスしかならない感情を出してやっていてはだめにきまっています。今年の一年生にそれを求めるのは遠い道のりとなりそうです。少しずつコントロールできてきている者もいますけど・・・。

そして本日、Gイースト中学での合同練習に参加しました。多くの有名チームが来ていました。M中学さんも来週お邪魔するY中学さんも。人数が多い分楽かなと思いましたが、なんせ来ているところが強い。元立ちに立った時の消耗度が半端無いようでした。

Gイースト中の女子は、全国屈指の強豪。肩幅や胸の厚みや腕の太さなど作りが全く違う。35キロの優良の3倍ぐらいありそうだ。陽夏がよく練習した荒川さんも二回りぐらい大きくなっていました。57ぐらいになっているのかな。

みんな強くて意識も高いから、MT女子は相手にしてもらえない。乱取りはなかなか相手を捕まえることができない。本立ちに立っても昨日一緒だったM中学の子らを何とか捕まえる程度ですぐにはかかってきてくれない。好花は寝技で小学生を相手に肩を壊されパニック状態なりリタイア。まあすぐに戻ってきたんですが。ほっとしたけどなぜあんなに痛がる。

そんな弱いMT女子に試練の本立ちが始まる。最弱の優良、へにゃへにゃで柔道の形には全くなっていなかったが、極限状態に追い込まれ少しずつ柔道の形になってきていて自分の力を相手に伝えられるようになっている。顔を真っ赤にしもはや思考能力も低下した状態で自然に柔道の動きになってきた。大進歩だ!もう一人の初心者の百佳の方は自分の感情に素直な柔道をしており良い技は入れていませんでした。これを乗り越えると技は十分通用しそうなだけになんとかしたい。けどとても遠いなぁ。好花は、同階級の大阪の上位シードと何度も対戦。密かに期待していましたが粉砕される。

まあ、ほめた優良でしたが、限界を超えていたようで本立ち直後軽い熱中症に。最後に志願の本立ちに立った好花も過呼吸&パニック状態になる。まあ心配することはない。みんなよくやったよ。このクラスの練習になったら千華や明来や陽夏だってほとんど最後までやり通したことがないんだから。

これは男子も同様、極限状態の試練の本立ちの後は思考能力が停止し、ゾーン?(といってもいいのか?)に入ったのかただ目の前の相手に技をぶつけるようになる。みんな何かが吹っ切れたようだ。何度も怒られ何かがあればこちらを死んだような目で見てまったく柔道ができていなかった裕間もだ。

秀吉は、今日も腕がつり帰りの車内では足がいろいろつったようです。練習終了間際に友海の足にインローの小内キックが入りふくらはぎが大きく晴れるなど、女子も含め今日はいろいろ削られたようでした。しかし恵之涼は、「今日の練習は大したことなかった」と言ってコンビニで鳥の皮の焼き鳥を食っていました。

なんにせよ。今週はかなりハードだったと思います。これを乗り越えたらそうそう怖いものなんてないよ。