ミスタートンの思い込み

ミスタートンが、日々の思ったことをぼやきます。愛車については語ります。

この瞬間のために

本日行われました全中大阪予選本選。

会場の関係で午前中は女子、昼からは男子。観客席は保護者のみで選手は応援もできない状態でした。そのため女子では見れない試合もありました。

まずは女子

好花は、一回戦敗退。最初指導を取ったらしいのですが、その後投げられてしまう。まだ試合は始まらないとたかをくくりトイレに行っていた間の出来事でした。見れてません。ごめんなさい。好花に勝った選手は決勝まで進出。決勝は投げられて負けていましたが、組み勝ってはいました。強かったんだね。それなら好花も来年はチャンスがある。まずは柔道をできる体力をつけることと嫌なものから逃げ出す弱い気持ちの克服。今のMTの女子はみんなそれを持っている。簡単に直るものではないが、いろいろなことの経験を積み乗り越えていきたい。

百佳は、一回戦辛勝後二回戦で敗退。この試合は麗の試合を見ており、その後会場の外を通っていどうしたら終わっていました。見れませんでした。ごめんなさい。百佳の相手も強く優勝している。相手の強さはさておき、百佳も練習を休むことが多く5月以降は満足に練習ができていない。それでは強い気持ちも養えるわけがない。

麗は、3回戦で優勝候補と対戦。強気で組むところも見せたが少しずつじり貧に。相手は練習したときよりも組手のうるさい柔道をしてきたのでその対応に戸惑った。組み勝てるところもあったが最後は小内巻き込みをいったところをはじき返される。

優良も含め女子には今後どのような気持ちで柔道を取り組むのかを確認しなければならない。麗も確かに44㎏なら優勝できていたと思います。しかし今の取り組み方では持っているものだけでしか戦えない。淡白であきらめが早いので強い相手には勝てないだろう。

男子

誠は、3位。決勝進出をかけてK君と三度目の対戦。勝てそうな気配はなく敗退。まだまだ小学生の時から残る大きいだけの柔道です。意識は高くなってきているので何とかしたい。

裕間は一回勝って2戦目は誠と。その時に負傷してしまう。柔道で頑張ることはもう見込めそうにない。本人は笑顔で練習には来ますが・・・。

琥次郎は、決め手はないけれど指導勝ちでしぶとく3回戦進出。そこで市谷君と予選からだと3回目の対決。今度は相手の最初に放った技で負けてしまう。先手を取りたかった。

友海は、宝塚で対戦した相手との再戦。相手は対策をしていました。その技は逆一。一回目のそれを食らい技ありを取られる。その後は攻め返すが慌てて入る技は効果なく、攻めをためらうところもありそのまま負けてしまう。前回に勝ちたくなかった。

虎丸は、弱気な所も見せますがだいぶできるようになっている。2位の選手に投げられて負けてしまったが、もっと柔道が分かり気持ちがシッカリすればもっとできていたはず。

一晟は、一回戦を勝ち二回戦は星光の選手。この子は強い。でも一度しっかりとした技には入った。柔道そのものはまだ全然わかっていませんが、技はできるようになってきた。

錦は優勝。詳細は後ほど

琉希は2回戦で2位になった相手と対戦。しっかりと組めてはいました。立ち技から寝技になった時、相手の上になるチャンスはあったのにすぐに守ってしまい、相手の寝技の攻撃にただじっとして守っていた。この辺りの駆け引きや知識があればパワフルなだけに良いのだが、なかなかできそうにはない。

陽達は身体が小さいこともあるが、いろいろなことをし過ぎて左組手を生かすことができていない。もう少し落ち着いてそして考えて柔道をしてほしい。雑過ぎる。

さて錦。

昨年3位に入り今年はチャンスありと最初からそう思って取り組んできました。最終選考会で左組相手に技ありを取られたり、技だしの早い相手に何もさせてもらえず敗れ。やはりそう簡単にはいかないと思いました。

出稽古に行ってもけっこう投げられるし技をまともに食らうことも多くみられました。また簡単に勝てそうな相手にも苦戦したり・・・。

しかしながらだいたい何でもそつなくこなすので何をさせるのかも難しく、結局は選考会で技ありを取られた相手と負けた相手の共通の対策として内股を強化しました。

それと試合や出稽古などで目立ったことが、組手をし過ぎてよいところを持ちすぎて技出しが遅い事、組手で手を放すので相手に懐深く潜りこまれやすいところの修正をしました。

軽量級はなかなか一本は決まりませんが、粘り強く戦いすべて一本勝ちで準決勝進出。それまでに第1シードの錦に勝っている相手が破れ反対ゾーンは混戦になっていた。錦のゾーンは第2シードの錦と第3シードの選手が順当に勝ち上がり対決。一発がある相手だけに慎重な戦いになりましたが、早めに指導がとれて続いて技ありを取り優位に試合を進めて一本勝ち。

いよいよ決勝。混戦の中を勝ち上がったのは荒いが思いっきりの良い技を入る相手。しかも左。確か練習試合では負けたこともあったはず。一番勝ってほしくない相手が勝ってきた。

去年の秀吉の決勝戦以来の緊張感。さすがの錦もかなり慎重に戦ってしまい最初に指導を取られた。少しずつピッチを上げさせ小内で何とか技ありを奪う。危ない場面もあったし指導も②まで行ってしまったがそのまま逃げ切った。やった。

勝戦が始まるまで間が開いたので決勝戦が終わった時の言葉かけを考えたりしていました。もちろん勝ったとき用ですよ。負けは考えつきませんでした。

あかんあかん。そんな浮ついた心ではあかんと思いながらも。

優勝した瞬間はさすがに感情的になりました。ここで錦が「先生!やりました。優勝しました!」って駆け寄っていたら号泣していたかもしれませんでした。泣いても良かったんですけどね。

子供たちの成長を感じられたときはうれしいものですけど、やっぱり勝ってくれた時が一番うれしい。ここを目指してきてそこで勝てたのだから最高です。

この瞬間があるのなら今までの苦労は全部吹っ飛んでしまいます。

これで宝くじは外れてしまうのでやっぱり貧乏です。でも今日は少し飲むぞ!

出稽古サマーシーズンももう少し延長です。

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賞状。中体連のやつは鉛筆書きでそっけない。全国とかなら違うんだけど。誰か字の上手な人に書いてもらってね。

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みんなお疲れ様。