ミスタートンの思い込み

ミスタートンが、日々の思ったことをぼやきます。愛車については語ります。

最後の夏

去年は3人の退部者を出してしまい今年も辞めたいなどと言っている話がちらほら耳に入ってくる。そう思うとやっぱり原因は私にある。去年も書いたが、1年生にとって中学柔道は全中予選から始まる。何が何だかわからないときにいきなりマックス状態から入るのだ。今回、1年生は全中のための出稽古には連れていくべきではないと感じました。

もっともそれは私が続けた場合で、そうではなく私はもう足を洗うべきだと心底思うようになりました。

私自身は嫌われても私が正しいと思うことを私のやり方で行うべきと思っています。良いことと悪いことや何が大事で何が大事じゃないかをはっきりさせたいと思っています。そして私は怒ります。それは子供たちに得体のしれない人間と思わせることで指示の浸透を早くする狙いがあります。余計なことは言わせない。しかしそれはコミュニケーション不足または一方的なコミュニケーションになります。時代に即していません。そしてとうとう最近は怒りすぎて辛らつな言葉のレパートリーも無くなり聞くに堪えない言葉で罵倒します。パワハラなんてとうに超えています。「そのうちにどこかからリークされるぞ」と、室長からも注意を受けました。

さらに「親も引いてきている」と。そうなんだ・・・。たしかに親は聞くに堪えないよな。なんとなく最近の練習ではよそよそしさを感じている。中学生たちの反応も悪い。

ああ、陽夏も拓真も私に怒られるのが嫌でそれが耐えられなくなってやめたんだな。特に陽夏の時は、親からは何一つ相談はなかったし、室長から「今回は俺一人でやるから」と言われた。陽夏のことを僕を除いた指導者で話をしていた。あれは悔しくて情けなかった。でも仕方がないすべて自分が蒔いた種。私が思うままに行った行動の結果。

もはや世間で認められないことを私はやっていたのだ。私が指導することで柔道を習っている子に柔道を嫌いにさせてしまう。指導者には危険物扱いされ、親にも冷ややかな目で見られている。

(あんな大人になったらだめだよ)

もう続けることはできない。

最後の夏。