南紀 ほぼ 横断 予定は未定編
さて二日目の予定は
瀞流荘から169号線にでて瀞峡を通る→169号線を北上し七色ダムから池原ダムへ→425号線を西進し十津川村へ→さらに進み龍神村へ→371号線や424号線と合流し日高川流域へ→425号線で印南そして御坊へ→これで終わりじゃない大阪までまだ100kmはある。
でしたが、丸山の千枚田も見たいということで変更
311号線から丸山千枚田ついでに赤木城跡をみる→県道40号線から52号線をへて国道169号線をとおり瀞峡と思われるところの近くを通る→再び311号線を通り168号線へ本宮大社を目指す→168号線を北上そこからいよいよ425号線へ→425号線をひたすら走り御坊まで→そこからは最短で大阪
まずは千枚田。
どうですか!
千枚田を支える石垣です。
次に赤木城址です。
あまり変わらない(笑)
赤木城は城址ですから建物がありません。なぜ来たかというと案内に藤堂高虎が造ったと書いてあったからです。
藤堂高虎は戦国末期に活躍した武将。主を何度も替えて最後は徳川家康に仕えました。築城の名人と知られています。
こんな山奥に城を建てる必要があったんでしょうね。昔はもっと人が多かったのでしょうか。小さな城であることは確かですけど。
石垣しか残っていません。見晴らしはそれなりにいですよ。
次は瀞峡。でも、トンネルばっかり。道が険しいのでしょうね。絶景は見れませんでした。
途中での一枚。いい景色です。
写真ではわかりにくいですよね。結構深い谷です。
ここらあたりでまだ40キロ。しょっちゅう立ち止まって写真を撮る。帰りは300キロぐらいいあるぞ。もう2時間近くたっている。こんなんじゃ家にたどり着かないぞ。
そろそろ見切りをつけ。本宮へ。
世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」吉野・高野山・熊野古道と熊野三山のこと。熊野三山はこの本宮と那智と新宮のことです。
ここで旅の無事を祈願し、交通のお守りを授かりました。でもここで手袋を無くしてしまった。お賽銭替わりですね。
御坊市に出るまではきっとここが一番の繁華街。ちょっとしか入らないけど念のためガソリンを満タンにし、道中の飲み物と食べ物を購入。
しばらく168号線を北上。この道は昔からある程度整備されていましたが、それでもさらにトンネルができて高速になっています。ここに至るまでの311号線も10年前と比べると全く変わっていました。身勝手な旅行者はもうちょっと不便を楽しみたいんだけど。
今までにも何度か168号線を通りました。この看板は妙に印象に残っています。一度も左に入ったことはありません。今回いよいよ。
道中すぐに。たいがいぽつんと一軒家やろ!結局この家の近くまで行きます。
小さな集落にあったヘリポート。緊急時に利用するのだろう。
さて、425号線すぐに道が細くなる。道幅は車一台分。道の真ん中には苔も生えている。くねくねしておりトンネルがない。
トンネルは整備の証だったんだね。本当に開通しただけの道はトンネルがないんだ。
ギアはほぼ2速。ガードレールがないので速度超過が怖い。十津川村域では村境まで小さな集落がありました。バスも通るようで、すれ違うことがないように願っていました。
当然コンビニはない。それどころか自動販売機すらない。途中で公衆トイレがあって少し休憩できそうなところがありました。ここも自販はない。
12時を越えたので適当な場所を探し本宮で買っておいたご飯を食べました。
めはりずし!熊野辺りはこれですよね。喫茶店で売っていたので手作りです。よく売ってあるのは酢飯が入っていますが、本物は温かいご飯です。うまかった。
平日でこの辺りの山奥までくると車とすれ違うこともない。一度車を抜いたのとバイクに一度抜かれただけ。それも425号線に入ったばかりのとこで。
一人大きなブロワー(送風機)を持った人が道路を掃除していました。このことは隣の龍神村ゾーンに入ってどういうことか理解した。
十津川村を越えて龍神村(今は田辺市)に入ると急に道に葉っぱが増えた。中には小石も交じっている。十津川村は村内バスが走っていたので道は狭いけどそれなりに整備されていました。
この写真では大したことないように見えますね。葉っぱか石かわからない。コーナーでは本当に怖い。がけ崩れとは言わないまでもこぶしぐらいの石が崩落しているところがたくさんありました。集落もなくバスも通らないので整備する必要もないということだろうか。
その代わり貴重なものも見た。道端に留まっていた大きな鳥が木々の中に飛んで行った。大きさは鳶ぐらいだけどあれは飛翔能力は高くないから木々の中には入らない。
考えられるのは・・・・
後ろ姿しか見れてないので断定はできないけれどそうであったらうれしいな。尾羽がちょっと印象的でした。
猿も何度か見ました。過去に自転車で出会った時は怖かったけどバイクなら少しは安心?でした。
そんなこんなで371号線に合流。日高川流域になります。ここで急に道幅が広くなる。この辺りもつり橋が多い。
次いで424号線。この道も広い。ここには道の「龍游」があったので休憩。ここではおそばをいただく。この道の駅は椎茸推しでした。
再び425号線へ。入ってすぐに工事をしている。もう少し行くとグーグルマップに載ってっていないほど新しいトンネルがあった。高まる期待・・・・
でもこの425号線行けども行けども・・・道がきれい。求めているのはこんな道じゃない。
このまま整備された道を走っても面白くないので無理して御坊に行くぐらいなら、早く帰るため御坊に行かず最短で帰ることに。来た道を引き返し424号線へ。この道を北上すればグーグルマップ推奨の和歌山市からの最短コースの道に行く。
日高川は、168号線を走っているのとよく似た感じがしました。日高川はすごく蛇行しており、数キロ走る間に何度も川を越えることもありました。キャンプとかもよさそうです。
この辺りぐらいまで、上の写真ような集落を何度も見ました。そのうちどこも一緒のように思えてきました。
石の色、苔の色、緑、茶色。鮮やかな色はほとんどない。
でも一つ一つの家を見ると皆さん使いやすいように整理されており、花を植えたりしてきれいにされている。ほんとうに。
田舎に住みたい。でも無精な俺には無理。ずっと葛藤の繰り返しです。
さて424号線。有田市で通行止めで迂回を余儀なくされる。その迂回路がひどい。
完全にみかん山に登ってしまいました。道は細くて急こう配。迂回路を通ってしまったためグーグルマップは簡単に大きな道に戻してくれず「嘘やろ」というような道を案内してくれました。
有田 千枚みかん(嘘)
でもここまで来ても実はまだ3時間はかかるのです。
なんだかんだで家に着いたのは19時20分
いつものように大阪に入ってからの渋滞が一番イライラさせてくれました。いい気分が台無しです。もっと遅い時間になればよかったのかな。
二日間 走行距離595km バイクに乗っていた時間15時間弱。
入れたガソリン。推定12リットル程度。
思っていたよりもくねくねした道は少なかったです。生活しているのだからいい道にしてほしいですからね。
dethが、県道レベルにすればきっと見つかるはず。那智大社に向かう道やそこから古座川町へ行く道なんてすごそうだ。
425号線では林道コースもあった。
まだまだ、楽しみはありそうです。