ミスタートンの思い込み

ミスタートンが、日々の思ったことをぼやきます。愛車については語ります。

どちらもつらい

昨日、試合の後家に戻り横になりました。そのため洗車が遅くなり結局母のいる施設に顔を出せませんでした。他の親族が行っていたので、「ま。えっか!」と思い、隣の兄の家で晩御飯を食べていました。すると施設から連絡があり「母の姿が見当たらない」とのこと。

とりあえず自宅に戻ろうと思って玄関を出たら、母の姿が。野良猫に餌をやろうとしてえさの入った袋を持っている。

とりあえず諭して家の中に入ってもらう。食事中だったので母にも食べてもらう。

重い空気。

かえってまず最初にしようとしたことが野良猫への餌やり。母が家に居られなくなったのはこれが原因だ。猫だけでなく鳥にもやる。

昨日今日と母の前に顔を出さなかった。

無事に家にたどり着いた安堵感。

帰りたいと思う気持ちの強さ。それでも施設に戻さないといけない罪悪感。

さすがにこの日は自宅で寝てもらう。

翌日

私は、仕事を休んだ。母を起こし車に乗せ、朝食を食べに行く。直接、施設に行くと道を覚えるので、できるだけ遠回りもした。

朝ごはんの後の車の中で母も何となくわかっている様子。

「悪いけどこのまま病院(施設)に行くで」

「体の調子が戻るまでは誰もいない家より病院(施設)のほうが安心やから」

抵抗は予想していた。拒否するだろうと・・・嫌がるだろうと・・・

「そうかぁ・・・」

「迷惑かけてごめん」

素直に従ってくれた。

胸が張り裂けそうで本当に泣きそうだった。

猫に餌さえやらなければ!

でもそれをやめさせるのは不可能です。一週間毎日言い合いをして、母が包丁を持ち出したこともあった。それでも餌やりはやめない。

施設に戻り、嫌いな入浴もしてもらった。施設の人が今後やりやすくするために。

その時に施設スタッフが「・・・さんは、人の悪口を言わないですよね」と言っていた。そうです、母は他人を悪意の目で見ることはない人です。時に偏見はありますが、見た人知っている人に対し悪意をもって接することはありませんでした。私と大違いです。

こうしないと互いが生きていけないのがつらい。

きっと世の中にはたくさんあることなのでしょうが。