やっぱりうれしいよね
昨日、秋の試合シーズンの初戦の試合がありました。
男子は、学年ごとの3人戦の団体戦のみ。女子は、学年別の個人戦。まず驚いたのが参加チームの少なさ。もともとそれほど多い大会ではありませんでしたが、団体戦は8チーム、個人戦は30名ほど。3年生は、参加者二人。子供人数が本当に少なくなっています。
一年生の部に出場した陽夏は、苦しい場面もありながらも決勝進出。相手は〇田さん。半年ほど前に対戦した時は、寝技で簡単にめくられ一本負け。体格差もある。
男子の試合とかぶり試合を見ることはできませんでしたが、場外指導①でやぶれる。遂也コーチ曰く内容は接戦だったとのこと。陽夏は、それなりに自分の実力を出せている。少し控えめですが。
問題は男子。今年は抜けた選手のいない少し頼りないメンバー。
一回戦。拓真がむちゃくちゃ動きが悪い。技有を取られ負ける。秀吉が取り返すが、続く龍人も非常に危なっかしい。技有は、取ったが何度も危ない場面があった。
2回戦。拓真の背負いが決まり技有を取る。今度は大丈夫かなと思ったが、後半ばてたのか動きが悪い。ほぼ棒立ちにさえなる。また「待て」の確認もせず帯を直し相手が迫っているのにずっと帯を直していた。審判が慌てて待てをかけたので良かったが、私なら止めていない。
決勝戦でも拓真は、互角の流れの中で相手に消極的指導が与えられた。ここで攻めてもう一つ指導をとれば勝てるのに簡単に手を放し防御姿勢を取ってしまい指導をもらう。これであいこ。何の意味もない。そこまで頭が回らないかなぁ。結果は引き分け。
相手の大将が強いため絶対に勝ってほしい秀吉。しかし先に技有を取られてしまう。秀吉あきらめずどんどん追いかけ終了間際になんとか絞め技一本。
龍人の相手は実力者。一本負けすると代表戦になり、そうなると勝てないのでなんとかしのいでもらいたい。一本負けしなければいい、そんな私の心配をよそに安定した内容で引き分けてMTの勝利。
しかし、内容は悪い。ほんとに弱い。
龍人は、力強いが安定性には程遠い。工夫もそうだし、反応や気配の察知など相手の事を考えた行動をしてほしい。
秀吉は、今日は大活躍でした。でももっともっと強い勝ち方ができるようになってほしい。それだけのものはあるはず。
拓真。拓真の悪い面、中学一年生と云う立場での悪い面、中学柔道の悪い面いろいろ重なって出たと思います。
中学柔道は、全中が最大目標です。一年生は、入ってもそれに向けてついていける訳もなく目標をを失う。試合に縁遠くなり試合に臨む姿勢を忘れてしまった。
中学一年は、いきなり3年生と練習しても力に跳ね返されてしまう。ただただ投げられ、技に入るのも怖くなり、基本消極的な柔道になってしまう。
拓真のの悪い面は、自分本位の練習を繰り返してきたこと。試合においても相手に勝つことが一番ではなく自分が一番なのである。しんどくなったらやめるし、痛かったらやめる。試合中に勝手に帯を直したりするのはその典型だ。
すこしは我を無くせるようになったのかなと思っていたが、全然でした。拓真の相手、陽夏や錦ならすべて勝っていたと思います。やや重量級だった小学生から中学では今のままでは軽量級の-60㎏級です。背負いの練習はしているけど高い背負いで軽量級同士に入る低くて素早い背負いはできない。組んでから背負いに行くまでにどんな動きをしていいのかもわかっていない。プライドは1年生の中では一番あるはず。これをプラスの方向で活かしてほしい。
と、まあ厳しい事を書きましたが、いくら内容が良くても2位と優勝では全然違います。私自身優勝は久しぶりです。レベルは正直低くなっておりチャンスも十分にあると思っていましたが、それでもなかなか勝てない最近の流れでした。弱いチームでしたが、チームでつかんだ優勝だったと思います。おめでとう。
一年生の部 準優勝 陽夏
団体 優勝 龍人・秀吉・拓真 優秀選手 ヨシヒデ
応援に来てくれた 遂也・憂樹コーチもいれて
次は君達の手で勝利をつかみ取ってください。