ミスタートンの思い込み

ミスタートンが、日々の思ったことをぼやきます。愛車については語ります。

醍醐杯

遅くなりましたが醍醐杯の事を

結果は惨敗。小学校からそこそこの活躍をしてきたものを有しないチームであり、勝つポイントが分からなかった。昨年のチームですらあんなに悔しい思いをしたのに今年のチームでは話にならなかった。

チームの状態、雰囲気は良かった。進学にとても重要な期末試験の日程と被ることの多いこの大会、それでも無理をして参加してくれた。この大会にかけるものがあったはずだ。

前日、最近は練習試合を中学生はしていなかったのだが、今回は2回だけ行った。一回目はちょっと強そうなところとさせてみた。いい勝負はできたがなかなか取りきれなかった。対戦したチームと別のチームの練習試合を見て、秀吉や和が戦った相手が特に強いわけでもなく普通の選手だったことに少しショックを受けた。

2回目は、栃木県の名門私立と対戦。こことも良い勝負はできた。でも冷静に考えるとここは2年生主体チームだったかもしれない。

ある程度の自信をつけ、強豪校の力を肌で感じさせ、練習試合は終了。秀吉の決定力不足、和の非力さ、憂樹のもろさ、龍人の相変わらずの工夫の無さをひしひしと感じながらも「まあ、こんなものか」と納得はしていました。その中で遂也と試合に出ないが錦の動きは良かったと思っていました。

いざ試合

第2試合目で出場。なんと先鋒の遂也の相手はおらず不戦勝。ここはなんとしても勝たないと遂也が試合をせず終わることになってしまう。

秀吉。優位に試合を進めるも時々組み手で不利になる。弱気になる必要もないと思い「普通に組め」と指示をした直後大内刈りをくらい技有りを取られる。本人は、「一本負け」と思ったのか呆然としてじっとしている。そのまま抑え込まれ一本負け。

続く和は、なかなか自分本来の技が出せない。少しずつ追い込まれ変則的な技を繰り出し始める。そのうち一つが技有に近いものがあったが、ポイントは取れず。そしてとうとう本来の技でないものを入った時に合わされ技有を取られてしまう。

龍人の相手は唯一の3年生で相手のエース。最低引き分けないといけない。一進一退だったが相手の方が力量は上でした。粘り切れず一本負け。

憂樹は、内股で一本勝ちする。終わった瞬間に号泣。こいつが一番この敗戦の意味を分かっていた。

正直、秀吉と和の相手は大したことは無い。練習だったら何の問題もなく投げているだろう。秀吉は少し負のスパイラルに落ちて行っているのかもしれない。負け続きで自信の無さから何をしてもいいのかわからなくなり本来の力を出せていないのかもしれない。柔道にムラが多く安定性に欠け、勝負弱い。接戦には負けるしポカも多い。でももう少し勝ててもいいはず。勝って少しずつ自信を着けさせたい。和は非力さがめだつ。そして何でもしようとするが、俺はこれで勝つんだという強い意志が無い。まだ柔道に必死で取り組んでいない分伸びしろはあるはず。

龍人は、強い相手だったがむちゃくちゃ強いわけではない。あれぐらいは持ちこたえてほしかった。当然その前の勝てない二人がもっと悪いのだが。今後は全てにおいて柔軟さを身につけてほしい。その身体能力は宝の持ち腐れになってしまう。

憂樹は、指示に従い見事に方向変換してけんけん内股で決めた。ここが龍人に欲しいところ。練習試合では悪かったが、試合にかける気持ちが大いに見えた。今後も熱い気持ちを忘れないでほしい。

最後に遂也。遂也にはここで書くことが無い。書くこともできない。集大成として臨んでくれていただけに本当に申し訳ない。練習試合では動きが良く期待できただけに残念でならない。本来ならしなかった練習試合だけでもできて良かったと今は思っている。無念さが晴らせるわけではないが。

結局、強くさせてやることができなかった。私を信じてついてきた者たちを。限界なのかなぁ。私の